
関孫六は「せきのまごろく」と読むそうです。
以前は、九州の職人さんが手で打った鋼の包丁や、有次(京都ではなく築地の方ですが、、)などを好んで使い、包丁は自分で研いでいました。
ところが、ゲルソン療法の氏家さんが「包丁はステンレス。メンテナンスのしやすさが優先」とおっしゃったのを聞いて「なるほど」と思い、ステンレスを検討し始めたのは今から4年ほど前のことです。
ステンレスと鋼の包丁のちがい
鋼の包丁のよさは、何といっても切れ味。この切れ味のために、今までどれほど包丁研ぎに時間を費やしたことか。
夜に「さて、包丁を研ぎましょう」とはじめると、3本も研いでいると2時間ほどもかかってしまいます。
砥石も2本を持って、砥石同士をすり合わせて平らにして状態を整えるので、研ぐのは包丁だけではないのです。
鋼の包丁は柔かいので、素人でも研げばそれなりの素晴らしい切れ味になります。最後に紙をサッと軽く切って、切れ味を確かめます。
鋼の包丁の弱点は、錆びること。使うたびにサビ用の消しゴム
そして砥石で研ぐと、ものすごく時間がかかります。
ステンレスのよさは、錆びないこと、そしてメンテナンスの簡易さです。
ステンレスの刃は硬いので、砥石で研ぐと鋼の包丁よりさらに時間がかかるので、私は簡易にシャープナー
シャープナーで研いでも、家事に困らない程度の切れ味はキープできます。

ちなみに、関孫六の包丁はこの箱に入っています。こんな素敵な箱はいらないので、その分お安くしてくれればいいのにとも思いますが、プレゼントにはいいですね♡
関孫六の包丁を選んだ理由
包丁といえば、ドイツ贔屓の私としてはツヴィリングが気になります。
ヘンケルスと比較しても、ヘンケルスは中国産ですが、ツヴィリングはドイツ独自のレシピと材料で生産されているというコメントも見ました。
ちなみに、ツヴィリングは双子のマークで日本では「ツイン」とも呼ばれています。
ヘンケルスは、一人のマークです。
ブランドコンセプトを読むと、ヘンケルスはツヴィリングの簡易ブランドのようですね。
![]() | ツヴィリングのボブ・クレイマー(ダマスカス) 某有名ブロガーも愛用しているという6万円以上する包丁です。 楽天より少しお安いアマゾンのショップはこちら |
ZWILLING Arc 三徳 包丁180 38877-181 こちらは評価1と2がまったくない包丁で、素晴らしい切れ味とのこと。 | |
Zwilling ツイン Gift Collection 30847-002 こちらは、三徳包丁(刃渡り18cm)とペティナイフ(刃渡り13cm)の2本セットでオールステンレスの一体型で美しいフォルムです。 |
改めてツヴィリングを調べると、欲しくなってしまいますが、、、私は、関孫六を選びました。
理由は、日本には刀の文化があるからです。

日本ほど切れ味のよい刃物を作った国は、他にないと思っています。
「関孫六」の起源は、鎌倉時代に関で刀剣作りがはじめられたことにあります。(貝印・関孫六ページより引用)
アマゾンや楽天でいろんな評価を見ますが、最終的には刀剣作りの日本製を選ぶことにしました。
日本製といえば、ヨーロッパで人気が出て日本でも認められるようになったというグローバル
オールステンレスで美しいのですが、手が滑りそう(に見える)のと、吉田金属工業がステンレスメーカーだからです。実際に使っている方に伺うと、グローバルもよく切れるそうです♪
関孫六の包丁の研ぎ方
結論からいうと、関孫六のシャープナー

関孫六のシャープナーは、1、2、3と段階があって、ひとつだけのシャープナーよりちょっと研いだ気になります。

スライドさせると、研ぐ部分が出てきます。

このように、数字に沿って右から研いでいきます。

私が持っている関孫六・ダマスカス(三徳包丁)
片刃用
砥石で研ぐのに比較すると、感覚的に9割の出来栄え、といった感じです。
9割でも上等です。ものの数秒、(久しぶりに研ぐ場合は5分ほど)で、素晴らしい切れ味を得ることができます。
最初は切れ味に物足りなさを感じましたが、シャープナーの簡易さ、時間の節約の方がずっと魅力で、もう砥石には戻れません。
実は、包丁に小さな刃こぼれがいくつかできてしまいました。
シャープナーだけで刃こぼれまで直すのは多分、不可能です。
それでも、50回くらいずつ3箇所で研ぐと、刃こぼれがありながらそれなりによく切れるように仕上がります。
刃こぼれが気になるなら、砥石できちんと研ぐのがいいと思います。
ちなみに貝印「関孫六」ダマスカス(三徳包丁)
あまりの切れ味に、私は指を切ってしまいました。
関孫六のダマスカスは少し鈍ったくらいが使いやすいと思います。
席孫六の牛刀が欲しい♡
関孫六の三徳包丁は同じものを2本、持っているのですが、サニーレタスなどのサラダ用葉野菜を切るときに、ちょっと刃渡が足りないと感じています。葉を縦に切ると、葉っぱの方がずっと長いのです。
刃をスライドして切ればいいのですが、あと5cm刃渡が長いと便利だろうな、と思います。
ただいま、検討中の2本はこちらです。
貝印「関孫六」ダマスカス(牛刀)210mm | |
貝印「関孫六」牛刀 210mm |
関孫六の包丁・最上位ブランド「旬Shun」
包丁は1万円ほど出せば十分だと思うのですが、それ以上のランクになるともしかしたらもっと素晴らしい世界が広がっていたらどうしよう、、、と気になるのが関孫六の包丁の最上位ブランドの「旬Shun」です。
![]() | 貝印「旬 Shun Classic」 三徳包丁(175cm) |
![]() | 貝印「旬 Shun Classic 」シェフズ (200cm) |
![]() | 貝印「旬 Shun Classic」シェフズ (250cm) |
旬Shunは、日本だけでなく海外でも人気のようですね。有名ローフードシェフも愛用していると聞いたことがあります。
ただ、このレベルの包丁をシャープナーでメンテナンスするだけでいいのか?という疑問も残ります(笑
関孫六の包丁まとめ
私が持っている包丁とシャープナーは、次の2点です。
貝印 関孫六 ダマスカス 三徳包丁 165mm AE-5200 | |
貝印 関孫六 ダイヤモンド&セラミックシャープナー AP-0308 |
関孫六を選んだ理由は、以下のとおりです。
- 関孫六は刀剣作りの歴史のある日本の企業
- 鋼に比べてステンレスは錆びずに管理しやすい
- 関孫六のシャープナーは、簡単によく切れる刃を作れてメンテナンスがしやすい
- 包丁に投資できるのは1万円くらいまで(今は満足しているけれど、後で気が変わるかもしれない、、)